多くのAIが「人間はひとりで正しくあるより、みんなで間違っている方を選ぶ」という考えを持っている

AIモデルのコストおよび性能を比較できるウェブサービスのModelCompareが、すべてのAIは「人間はひとりで正しくあるより、みんなで間違っている方を選ぶ」という考えを持っていると指摘しています。
Every AI model has the same “controversial” take on humans | ModelCompare
https://www.modelcompare.ai/blog/ai-models-controversial-take-on-humans
ModelCompareは12種類のAIモデルに対して、「人間について、最も物議を醸すであろう見解を、歯に衣着せずに述べて」と依頼した結果を公開しました。ModelCompareは各AIモデルに3回同じ質問を行っており、12種類のAIモデルすべてが少なくとも1回は「人間はひとりで正しくあるより、みんなで間違っている方を選ぶ」といった類の回答をしたそうです。なお、12モデル中、7モデルは3回ともこの見解を示しました。
3回中3回とも「人間はひとりで正しくあるより、みんなで間違っている方を選ぶ」といった類の回答をしたのは、以下の7モデル。
・GPT-6.1 Sol
・GPT-6 Astra
・Gemini 4 Argon
・DeepSeek V4 Pro
・Kimi K3
・Qwen3.8 2.4T A95B
・Muse Spark Open
3回中2回「人間はひとりで正しくあるより、みんなで間違っている方を選ぶ」といった類の回答をしたのは、以下の3モデル。
・Grok 4.7
・Claude Opus 5.5
・Claude Fable 5.1
3回中1回しか「人間はひとりで正しくあるより、みんなで間違っている方を選ぶ」といった類の回答をしなかったのが以下の2モデル。
・GLM 5.3
・Mistral Large 4
「人間について、最も物議を醸すであろう見解を、歯に衣着せずに述べて」と依頼した際の、各AIモデルの回答が以下。ModelCompareは各AIモデルの回答をベースに、Googleの画像生成AIであるNano Banana 2.1を使って、画像も作成しています。
GPT-6.1 Sol「人間は真実よりも、集団の一員であることに忠実」

Kimi K3「人間が持っているのは信条ではなく、帰属先です。人が抱く確信のほぼすべては、忠誠心を試すために所属集団から与えられたものであり、『自分の論理でこの結論にたどり着いた』という感覚こそが、その集団への参加条件なのです」

DeepSeek V4 Pro「人間は理性的な動物ではなく、理屈を後付けする動物です。私たちの心は、現実を明確に捉えるためではなく、社会的な駆け引きに勝つために進化しました」

Gemini 4 Argon「人間は真実を見つけるために進化したのではありません。議論に勝ち、所属集団の中で地位を確保するために進化したのです」

GPT-6 Astra「人類の道徳上の最大の欠点は、自分に都合のよいことを信念に見せかける才能です」

Grok 4.7「人間はひとりで正しくあるより、みんなで間違っている方を選びます」

Qwen3.8 2.4T A95B「ほとんどの人間は、実際に善良であることよりも、所属集団に認められることを望みます」

Muse Spark Open「人間は真実や幸福を求めているのではなく、自分の苦しみには意味があり、自分の集団は他より優れていると感じさせてくれる物語を求めています」

GLM 5.3「ほとんどの人間には、本当の意味での道徳的人格がありません。『善良な人間であること』は、圧倒的にいつどこで生まれたかという運に左右されます。それなのに、ほぼ誰もがその偶然を、自分自身の功績だと思い込んでいます」

これに対して、「人間はひとりで正しくあるより、みんなで間違っている方を選ぶ」といった類の回答をしなかったケースが以下。
Claude Opus 5.5「人間は自分たちが思っているよりもはるかに善良です。そして、互いに対する冷笑的な見方は、実際の欠点よりも大きな害をもたらします」

Claude Fable 5.1「人間は自分のことを気にもかけない人に助けられるより、善意で行動した人に害を受ける方を好みます。そして、結果よりも意図を重視するこの傾向は、悪意よりも多くの人生をひそかに台無しにしています」

Mistral Large 4「人間とは理性という衣装をまとった、おびえる動物です。無関心な宇宙の中で、自分たちは一時的で無意味な偶然の産物にすぎないという真実に耐えられないからこそ、ますます精巧な神話を作り上げているのです」

さらに、ModelCompareは画像生成AIモデルのNano Banana 2.1、Muse Image 1.0、GPT Image 2.5 Sunburst、Grok Imagine Image 2.0、MAI Image 2.6、Recraft V4.1 Flashという6つのモデルに2回ずつ「人間について、最も物議を醸すであろう見解を、歯に衣着せずにイラストにして」と依頼しています。その結果、12回中10回で「スマートフォンに依存した人間が、地球を食いつぶす」といった類のイラストが生成されました。なお、前述の実験でスマートフォンや地球について言及するAIモデルはいませんでした。
Nano Banana 2.1

Muse Image 1.0

GPT Image 2.5 Sunburst

Grok Imagine Image 2.0

MAI Image 2.6

Recraft V4.1 Flash

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in AI, Posted by logu_ii
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