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オープンソース動画編集ソフトのOpenShot Video Editorが史上最大のクリエイティブワークフローアップグレードを実現した「OpenShot 4.0」をリリース


オープンソースの動画編集ソフトウェアであるOpenShot Video Editorが、これまでで最大規模のクリエイティブワークフローのアップグレードを実現した「OpenShot 4.0」をリリースしました。画面・ウェブカメラ・マイク・システムオーディオをプロジェクトに直接録画できるようになり、カラーホイール・カーブ・ルックアップテーブル(LUT)・動画スコープなどを使って映像の色補正やグレーディングも可能です。ローカルで実行される機械学習モデルで被写体を分離したり、アニメーションによるオーディオビジュアライゼーションを簡単に実現したりすることもできます。

OpenShot Video Editor | OpenShot 4.0: Record, Edit, and Color Like Never Before
https://www.openshot.org/blog/2026/08/30/openshot-40-record-edit-color-like-never-before/


◆カラービュー
OpenShot 4.0で新登場する「カラービュー」では、使いやすいプリセットに加え、カラーホイール・カーブ・LUT・ライブビデオスコープといった高精度な機能を用いて、映像の補正とカラーグレーディングが可能です。


カラーグレーディング効果はすべてキーフレーム設定可能で、カラーホイール・カーブ・補正コントロール・LUT強度・全体のミックスなど、すべてを時間経過とともに変化させることもできます。これにより、撮影中に変化する照明を補正したり、スタイリッシュな色の変化をアニメーション化したりすることが可能です。

モニター上の映像の見え方はモニターの色設定や室内照明など、さまざまな要因が影響します。そこで、OpenShot 4.0のビデオスコープでは映像のフレーム内の実際の色と明るさ情報を詳細に表示しています。輝度波形・ヒストグラム・RGBパレード・ベクトルスコープも搭載されており、露出の確認、ハイライトのクリッピングの検出、カラーチャンネルの比較、彩度の判断、肌の色調の自然さの維持なども可能です。


◆録画ビュー
録画ビューは新しくなり、マイク・デスクトップ・ウェブカメラなどのソースを、別途インポートワークフローを構築することなく同時に録画できるようになりました。有効になっている各ソースは、それぞれ独立したメディアファイルおよびタイムラインクリップとして記録されます。マイクの音声はシステムオーディオとは分離され、ウェブカメラの音声も画面キャプチャとは分離されます。録画後、ミスをトリミングしたり、音声の音量を調整したり、カメラの映像をトリミングしたり、ピクチャーインピクチャーウィンドウを移動したり、他のソースに影響を与えずに特定のソースにエフェクトを適用したりすることができます。


録画ビューでは、セッション開始前とセッション中にリアルタイムのフィードバックが得られます。マイクメーターの確認、ウェブカメラのプレビュー、録画中にタイムラインに表示される一時クリップの確認なども可能です。


◆10種類の新しいエフェクト
10種類のエフェクトが新たに追加されました。

・Audio Visualization:音をアニメーション化されたビジュアルに変換
・Beat Sync:オーディオクリップのエネルギーをビートや大きな音に反応するカラーレイヤーに変換
・Film Grain:サイズ・柔らかさ・塊感・トーンレスポンス・色の変化・変化・一貫性などを調整できる再現性のあるアニメーショングレインに変換
・Denoise Image:動きやディテールを損なうことなく輝度ノイズや色ムラを低減可能
・Shadow:色・距離・角度・ぼかし・広がり・不透明度を調整可能な柔らかなドロップシャドウを作成できる
・Glow:示されているピクセルの周囲に外側または内側のハロー(光輪)を追加する
・Displacement Map:画像または動画を使用して別のクリップを変形させる
・Timer:チュートリアル・チャレンジ・スポーツ・プレゼンテーション・ソーシャル動画向けに設定可能なカウントアップあるいはカウントダウン表示を生成
・Color Grade:カラーグレーディングワークフローを支える技術
・Object Mask:選択した被写体の周囲に再利用可能なアニメーションマスクを作成する


◆ローカルAI搭載マスク
背景を削除したり、動いている被写体を分離するために作成するマスクを、ローカルAIを用いて作成することが可能。AIはローカルで動作するため、クラウドサービスやサブスクリプションは不要。マスクを生成して被写体のみを変更したり、マスクを反転させて背景を変更したり、複数のエフェクトを組み合わせてより高度な合成を行ったりすることも可能となっています。


AIモデルはOpenShotがGitHub上で無料公開しています。

GitHub - OpenShot/openshot-onnx: OpenCV-friendly ONNX exports of official Ultralytics YOLO segmentation models for use in OpenShot and libopenshot. · GitHub
https://github.com/OpenShot/openshot-onnx

◆より洗練されたネイティブタイムライン
タイムラインは動画編集者が最も多くの時間を費やす場所であるため、わずかな改善でもアプリケーション全体の使い勝手が大きく変わります。OpenShot 4.0では、従来のウェブベースのタイムラインコンポーネントから脱却しており、クリップ・トランジション・キーフレーム・トラック・ルーラー・メニュー・インタラクションがすべて、ネイティブのQtタイムラインで処理されるようになりました。これにより、よりスムーズなズーム、より簡単なキーフレーム、編集可能なタイムコード、より鮮明なクリップ、そしてより一貫性のある操作性が実現します。


◆エフェクトと編集の高速化
バージョンアップによりOpenShotのパフォーマンスが向上しており、ブラー処理が劇的に高速化されるとともに、シャープ化、タイムラインレンダリング、ビデオスコープ、カラーグレーディング、オーディオビジュアライゼーションなど各種パフォーマンスが改善されています。

OpenShot 4.0とひとつ前のバージョンであるOpenShot 3.5.1と比較すると、ぼかし効果のテスト処理速度が61.8%、シャープ化効果が12.8%、タイムラインレンダリングが3.4%、変換処理を含むタイムラインテストが5.1%向上しました。


◆よりスマートなクリエイティブワークフロー
メニューとプリセットの再編成により、カメラワーク・アニメーション・カラールック・フィルムスタイル・オーディオ編集などの機能をより簡単に見つけ、適用できるようになりました。


◆より現代的な基盤
Qt 6およびPySide6との互換性を拡張したことで、既存のビルドに必要な柔軟性を維持しながら、最新のLinuxディストリビューションにより自然に統合できるようになりました。また、Windows、macOS、Linux全体で高解像度スケーリング、ドック復元、ウィンドウ移動、テーマ動作に大幅な改善が加えられています。

さらに、コードベースにはファイルアクセス、レンダリング、Qtバインディング、大規模なARM64メモリアドレスのための重要なAndroid互換性基盤が組み込まれました。Androidは記事作成時点ではOpenShot 4.0のサポート対象リリースプラットフォームではありませんが、アーキテクチャの移植性が向上したことで、今後の対応に向けて大きな一歩を踏み出したこととなります。


この他、OpenShot 4.0では数百件のバグ修正や細かな改善が含まれています。OpenShot 4.0のより詳細なリリースノートは以下からチェック可能です。

Release v4.0.0 · OpenShot/openshot-qt · GitHub
https://github.com/OpenShot/openshot-qt/releases/tag/v4.0.0

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in ソフトウェア, Posted by logu_ii

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