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OpenAIが著作権侵害で法的請求が発生した場合にユーザーを守り発生費用を全額支払う「著作権シールド」を発表


チャットAI・ChatGPTなどで知られるAI開発企業のOpenAIが開催したカンファレンス「OpenAI DevDay」の中で、「著作権シールド」についての発表が行われました。

New models and developer products announced at DevDay
https://openai.com/blog/new-models-and-developer-products-announced-at-devday


OpenAI offers to pay for ChatGPT customers’ copyright lawsuits | Artificial intelligence (AI) | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2023/nov/06/openai-chatgpt-customers-copyright-lawsuits


OpenAIはシステム組み込みの著作権保護機能によりユーザーを保護しています。新たに発表された「著作権シールド」はもう一歩踏み込んだ施策で、ユーザーの利用の結果として著作権侵害に関する法的請求が発生した場合にOpenAIが介入してユーザーを守り、発生した費用を肩代わりするという内容です。

なお、対象はChatGPT Enterpriseおよび開発者プラットフォームで一般提供されている機能の利用者であり、無料版のChatGPTは対象外です。


同種の施策は同じような生成型AIを扱っているMicrosoftやGoogle、Amazonも行っています。

MicrosoftがAIサービスを使った顧客の著作権侵害の訴訟結果はMicrosoftが引き受けるという声明を発表 - GIGAZINE


また、画像生成AIでもAdobeやGetty Images、Shutterstockが対応しています。

Adobeが画像生成AI「Firefly エンタープライズ版」で作った画像で訴訟された場合は全額補償すると発表、自社AIは権利侵害していないという自信の表れ - GIGAZINE

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in ウェブアプリ, Posted by logc_nt

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