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「Kindle Paperwhite」の2021年モデルと2018年モデルを徹底比較、旧世代からの乗り換え候補になり得るのか?


Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」シリーズのタッチ式ディスプレイ搭載機種「Kindle Paperwhite」が、2021年10月27日(水)に大型ディスプレイを備えてリニューアルします。2018年に登場した先代Kindle Paperwhiteから一体なにが変化したのか気になったので、大きさや性能を徹底的に比べてみました。

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2021年に新たに登場した「Kindle Paperwhite」の外観や初期設定の手順は、以下のレビュー記事でまとめています。今回は、「Kindle Paperwhite」の2021年モデルと2018年モデルの違いを比較します。

3年ぶりの新型「Kindle Paperwhite」実機レビュー、外観を撮影しまくり&初期設定手順まとめ - GIGAZINE


・目次
◆1:大きさや重さを比べてみた
◆2:表示できる情報量を比べてみた
◆3:ページ送り性能を比べてみた
◆4:2021年モデルの水ぬれ耐性を確かめてみた
◆5:まとめ

◆1:大きさや重さを比べてみた
Kindle Paperwhiteの寸法は、2021年モデル(左)が長辺174mm×短辺125mmで、2018年モデル(右)は長辺167mm×116mm。ディスプレイが6インチから6.8インチに大型化したことに伴って、サイズも大きくなりました。


ベゼルの幅は、2021年モデルが左・右・上辺約9mm、下辺約24mmで、2018年モデルは左・右辺約11mm、上辺約19mm、下辺約22mmです。


厚さは2021年モデルが8.10mmで、2018年モデルは8.18mm。わずかに2021年モデルの方が薄いですが、違いはほとんど分かりません。


重さは2021年モデルが205gで、2018年モデルは183g。


183gの2018年モデルは片手で角をつまんで保持しても安定していましたが……


2021年モデルではサイズが大きく重量も増したため、角ではなく辺を持つ方が安定します。


◆2:表示できる情報量を比べてみた
Kindle Paperwhiteの2021年モデル(左)と2018年モデル(右)で同じ小説「草枕」を文字の大きさを最小にして表示してみました。6.8インチのディスプレイを搭載している2021年モデルの方が多くの内容を表示できることが分かります。


文字を最大にするとこんな感じ。2021年モデルの方が一度に多くの情報を表示できるため、サクサクと読み進められます。


次に、漫画「姫とゲーマー」の同一ページを表示してみました。小説と違って漫画は文字サイズの調整ができないため、大きなディスプレイのありがたみが増します。


2021年モデルには、2018年モデルにはなかった「色の暖かさ」の調節機能が追加されています。色の暖かさを調節すると……


こんな感じに画面表示を暖色に切り替えられます。暖色系の照明で照らされた喫茶店で読書する際や、就寝前の読書時に役立ちそうな機能です。


◆3:ページ送り性能を比べてみた
Kindle Paperwhiteの2021年モデルは、2018年モデルと比べてページ送りが高速になっています。特に漫画のページ送り高速化が顕著で、「Kindleは、漫画のページ切り替わりが遅くてテンポが崩れる」とぼやいていた編集部員も「2021年モデルならテンポを崩さずに読み進められそう」と感想を述べていました。以下のムービーでは、実際に2021年モデルと2018年モデルでページ送り性能を比較した様子を確認できます。

電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」のページ送り性能を2018年モデルと2021年モデルで比べてみた - YouTube


◆4:2021年モデルの水ぬれ耐性を確かめてみた
Kindle Paperwhiteの2021年モデルは、2018年モデルと同じくIPX8等級の防水性能を備えています。実際に水をかけてみたところ、水がかかった瞬間は「タップしていない所が反応する」といった誤操作が発生しますが、水を払えば元通りに使うことができました。わざわざ乾いた布で水滴を取り除かなくても使えるので、お風呂の中での読書も快適にこなせそうです。

「Kindle Paperwhite」2021年モデルの水ぬれ耐性を検証してみた - YouTube


◆5:まとめ
2021年モデルのKindle Paperwhiteは2018年モデルと比べてサイズや重量が増したものの、「表示領域の拡大」「ページ送りの高速化」といったように読書の快適性に直結する部分が改善されていました。また、色調調節機能の搭載や、USB Type-Cコネクタの採用など細かい部分も順当にアップグレードされています。既に旧世代のKindle Paperwhiteを持っている人でも大きさと重ささえ許容できれば乗り換えて損はない電子書籍リーダーと言えそうです。


2021年モデルのKindle Paperwhiteは「広告なし」モデルが1万6980円、「広告つき」モデルが1万4980円で2021年10月27日(水)に登場予定。さらに、ストレージ容量32GBで無線充電にも対応したシグネチャーエディションが1万9980円で2021年11月10日(水)に登場予定です。記事作成時点では各モデルの予約受け付けが始まっています。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by log1o_hf

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