ハードウェア

Samsungが世界初のスマートフォン向け1TBストレージを量産開始


Samsungがスマートフォンなどモバイルデバイス向けに、業界で初となる1TBのeUFS(フラッシュストレージ)の量産を開始したことを発表しました。

Samsung Breaks Terabyte Threshold for Smartphone Storage with Industry’s First 1TB Embedded Universal Flash Storage – Samsung Global Newsroom
https://news.samsung.com/global/samsung-breaks-terabyte-threshold-for-smartphone-storage-with-industrys-first-1tb-embedded-universal-flash-storage


Samsungは2017年12月に当時世界初となる512GB eUFSの生産を開始しており、1年強でその倍の容量のeUFS量産を開始したことになります。


Samsung Electronicsのバイスプレジデント・Cheol Choi氏は、「1TB eUFSは、次世代モバイル端末に多くのノートPCのようなユーザーエクスペリエンスをもたらす、重要な役割を果たすことが期待されています」と語りました。

この1TB eUFSは、最先端の512Gb V-NANDフラッシュメモリの16層積層と新開発の独自技術を組み合わせたもので、従来の512GB eUFSと同じ11.5mm×13mmという寸法ながら倍の容量を実現しています。


「スマートフォンのストレージ容量が1TB」と言われてもなかなかピンとくる容量ではありませんが、4K UHD(3840×2160)解像度の10分のムービーを何本保存できるかで考えると、多くのハイエンド端末のストレージ容量である64GBが13本なのに対して、1TBだと260本保存できることになります。

また、シーケンシャル読み取り速度は毎秒1000MBと、一般的な2.5インチSATA SSDの2倍、microSDカードの10倍。このほか、シーケンシャル書き込み速度は毎秒260MB、ランダム読み取り速度は5万8000IOPS、ランダム書込速度は5万IOPSとなっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
次世代メモリストレージ規格「UFS3.0」は従来比2倍のデータ転送を実現、スマホがより高速に - GIGAZINE

スマホのストレージはついに512GBに、Samsungが世界初のスマホ向け512GBフラッシュストレージ「512GB eUFS」を生産開始 - GIGAZINE

スマートフォンのストレージは256GBに到達、なんとSSDよりも高速に - GIGAZINE

in モバイル,   ハードウェア, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.