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Twitterの6秒動画アプリ「Vine」がモバイル版アプリの提供終了を発表

by Esther Vargas

2016年7月に有力な人材が離脱している危機的状況が伝えられていたTwitter傘下の動画共有サービス「Vine」が、モバイル版アプリの提供終了を発表しました。事実上のサービス終了予告とみられます。

Important News about Vine – Medium
https://medium.com/@vine/important-news-about-vine-909c5f4ae7a7


これはMedium上のVine公式ブログにて発表されたもので、モバイル版アプリの提供は数カ月以内に終了するとのこと。すでにインストールされているアプリやVineのサイト自体、そしてVineにアップロードされた動画については当面はそのままで、もし何かがある時にはまたお知らせが行われるとのこと。ちなみに、アプリはiOS版、Android版、そしてWindows版があり、Windows版はモバイル端末だけではなくPCでも利用可能ですが、今後の扱いがどうなるのかは不明です。

Vineは2012年10月にTwitterに買収されて傘下に入り、2013年1月からTwitter公式の動画投稿アプリとして提供が行われていました。しかし、Twitterは2015年にライブ配信アプリの「Periscope」を傘下に収めていて、明らかにVineよりもPeriscopeに注力していました。

ちなみに、Twitterは本体が業績不振に苦しんでいて、ディズニーやセールスフォース、Alphabet(Googleグループの持株会社)などを候補とした身売りを画策していましたが不調に終わっています。

このため、10月27日に、3860人の従業員のうち9%(300人)の削減を決定しています。なお、Twitterではちょうど1年前にも同様に336人のレイオフ(一時解雇)を実施しています。

Vineの創業者の1人であるRus Yusupo氏は、まさにその1年前のレイオフでTwitterを離れており、今回の「Vine終了のお知らせ」を聞いて「会社を売っちゃいけないよ!」と、世の起業家たちに向けてとも思えるメッセージを発しています。

Don’t sell your company!

— Rus (@rus)

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in モバイル,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by logc_nt

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