レビュー

ゴーストタウン化した町で住民が失踪した謎を自ら解き明かすPS4向けゲーム「Everybody’s Gone to the Rapture -幸福な消失-」をプレイしてみました


美しいグラフィックで描かれた1980年代のイギリスの田舎町を探検しながら、村人が姿を消した謎を解き明かしていくPlayStation 4向けアドベンチャーゲームが「Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-」です。美しい風景が広がる田舎町を自由にウロウロしまくって人々に襲いかかった悲劇を追体験できるゲームになっているとのことなので、実際にプレイしてみました。

Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失- | ソフトウェアカタログ | プレイステーション オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/software/title/egttr.html

「Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-」の舞台となるイギリスのYaughton(ヨートン)の風景は以下のムービーから確認可能です。

PS4向けゲーム「Everybody's Gone To The Rapture 幸福な消失 」をプレイしてみました - YouTube


「Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-」はさまざまな賞を受賞したPC向けゲーム「Dear Esther」の開発元であるThe Chinese Roomの最新作です。


操作方法は左スティックで移動、右スティックで周囲を見渡す、○ボタンで探索・インタラクトと非常にシンプルになっています。


どこかの道路からゲームスタート。ゲーム本編は突然始まり、主人公の名前やスタートの場所などは一切不明です。


よく理解できないまま周囲を見回すと、小さな小屋とValis観測所という施設がありました。


耳をすますと小さな小屋からラジオが鳴っているような音が聞こえます。


ドアを開けるには近づいて○ボタン。


部屋は一見おかしいところがありませんが……


置いてあったラジオに近づいて○ボタンを押すと、「生きている限り放送は続けようと思う」と、誰かの会話が聞こえます。会話は数秒ほどで終了。まだ何があったか見当さえつきません。


小屋から外に出ると、太陽が木々を照らし出す風景に思わず立ち止まってしまいました。風景を楽しんだら道なりに進んでいきます。ゲーム開始時は、一本道なので迷うことはないはず。


歩いていると再びラジオを発見。理由はわかりませんが、Yaughtonのラジオとテレビ放送は何かの委員会の統制下におかれていた模様。何があったのか非常に気になります。


ラジオを聞いた後、再び道をテクテク歩いていると、光に包まれた人たちが会話を始めました。これは住人が過去にしていた会話で、こういった住人の痕跡を手がかりに謎を解いていくというわけ。


会話が終わると光が消えて、周囲が明るくなります。


今度は光の玉が道案内するように先に進んでいくので、追いかけていきます。光は結構スピードがあるため見失ってしまわないように注意。なお、光の玉はゲームのガイド的な役割を持っているので、どこへ行くのか迷ってしまったら光の玉を探せばOKです。


ひたすら進んでいくと、物語の舞台となっているYaughtonに到着しました。


ということで、美しいグラフィックで描かれたYaughtonの町をウロウロと探索したムービーは以下から確認できます。

PS4向けゲーム「Everybody's Gone To The Rapture™ 幸福な消失 」のYaughtonをウロウロ散歩してみました - YouTube


Yaughtonの看板近くにあるのはイギリス名物の赤い電話ボックス。何となくイギリスに観光にきたような気分になり、テンションが少し上がります。


電話ボックスの中にある電話からもストーリーのヒントをゲット可能。ゲームに登場する全ての電話ボックスにヒントが隠されているわけではありませんが、近くにいると電話が鳴っている音が聞こえるので見逃すことは少なそう。


謎の光が去った方に向かってテクテク歩いていると光が止まったまま動かなくなりました。この場合は画面の指示通りにコントローラーを傾ると……


過去の住人が現れて会話が始まります。過去の住人による会話のシーンは、特定の場所にいくだけで出現する場合と、コントローラーを傾けると始まる場合があるようです。会話を聞いていると、村に何か不吉なことが起こったことや、住人同士の人間関係なども見えてくるので、ドンドンと先に進めたい気分になります。


Yaughtonの至るところには地図があり、現在地が「YOU ARE HERE」と表示されています。実は主人公は地図を所持しておらず、現在地を確かめるのは町に配置されている地図のみ。現在地や目的地がわからなくなったら、まずは地図を探すのが最優先です。


これはイギリスの典型的なパブ。


張り紙を見ると、インフルエンザのためお休みだったようです。


中に入ってみても誰もいません。


営業していたらイギリス名物のフィッシュ&チップスを食べられた模様。


時計は6時7分くらいで止まっていました。


パブから外に出て町を探索していると、再び過去の住人が会話しているシーンに遭遇。ガイド的な役割を持っている光の玉が案内してくれない場所でも会話シーンが発生するので、探索しがいがあります。


きれいな家を見物したり……


草が生い茂る細い裏路地を進んだり……


誰かの家の庭をウロウロしたりして探索しまくり。


探索しているとドアに「8」を横にしたような無限大記号が描かれている家を発見しました。きれいな風景とゆるやかな音楽が相まってマッタリと観光しているような気分になりますが、謎の記号やラジオを見つけると、美しく静かな町が少し不気味に見えてきたりもします。


ガーガーとラジオの音がする自動車。


ドアのそばの道路には血痕が……。


車内には血がついたティッシュが散らばっています。住人たちに何が起こったのか気になりすぎてドキドキする展開。


Yaughtonには病院もあります。


中にはインフルエンザの注意を訴える張り紙がありました。どこかの場所でもインフルエンザについて書かれていたような……。


病院でも過去の会話シーンが発生。鼻血について話していますが、先の自動車にあった血と何か関係があるのでしょうか……。頭の中をいろんな推測が駆け巡ります。


町にはお店もあるものの……


当然休業中。「QUARANRTINE(隔離)」という張り紙が示すように、Yaughtonは何らかの理由で隔離された状態になっていた様子。Yaughtonの外へ電話することも禁止されていたようです。


お店の会話シーンには何だか不穏な空気が漂っていました。


これはYaughtonにある教会。


教会の中は幻想的ながらも冷たい空気。


教会の外には、なぜか名前が彫られていないお墓が並んでいます。


Yaughtonには家がたくさんあり、中に入れるものもあります。なお、建物に入る際はロードがなくシームレスなので待機時間は一切なし。


家の中に入ってイギリスの一般的な家の雰囲気を見学するもよし。


6時7分くらいで止まった時計や……


入り口に転がっている旅行用カバンを見てゾゾッとするのもよしです。


光る玉を追いかけたり、村をウロウロしていると遭遇する過去の住人の会話シーンは物語の謎を解くのにきわめて重要なので、始まったらしっかりと聞いておくべき。


聞いておくというより、ゲームをプレイしていると深まりまくる謎が気になりすぎて会話シーンが楽しみになって聞き入っているはずです。


光の玉を追いかけつつストーリーを進めていくと、脱線した線路を進んだり……


核心に迫っていく会話にドキドキしたり……


幻想的な夜道を歩いたりなどなど、さまざまなシーンに遭遇するので、気づかないうちに時間がたっていたということもあります。


Yaughtonの町から村人たちが消失した理由はいったい何なのでしょうか。「Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-」はソニー・コンピュータエンタテインメントから販売中ですが、パッケージではなくダウンロード版のみの販売になっており、CEROレーティング B(12才以上対象)で価格は税込み2160円です。


©2015 Sony Computer Entertainment America LLC
作品名:Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-
対応フォーマット:PlayStation 4
ジャンル:アドベンチャー
CERO:B(12才以上対象)
価格:ダウンロード版販売価格 2,000円+税
発売日:好評発売中(2015年8月11日発売)
公式サイト:http://www.jp.playstation.com/software/title/egttr.html

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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